行政実務研修生日記㉚
こんにちは、今日もよく働きました。
今日は、今まで大変だ大変だ、と書いてた国会対応について、その一部、"レク"について書いていきます。
主に内容としては、今日私が教わったことというか、知らなくて困ったことなんですが、自分の今日の、振り返りも兼ねて国会対応の一部、"レク"について書いていきます。
行政実務研修生のお仕事 国会対応【国会対応-レク編】
まず、レクとは、レクチャーの略で、国会、や政党会議の場で答弁する人に野党から出た質問や会議の議題、
あるいは記者会見や取材に対する回答を教えることです。
大まかな国会対応の、流れを示すと、こうなります。
質問
↓
省庁へ通告
↓
答弁考える
↓
レク(基本答弁前日までに準備。たまに当日早朝まで。。。)
↓
答弁
というわけで、事務方の国会対応の仕上げがレクです。ここで了解取れればokです。準備はとりあえず完了。
そのレクがそこそこ多彩です。
会見レク、大臣レク、副大臣レク、政務官レク、局長レク、審議官レク、など。
詰まる所、要は全て、答弁レクという言葉に収まるのですが、連絡ラインにくるメールには、上記のように多彩な言葉で書かれてくるので、結構理解するのに時間を要します。
何がなんだかわからない、という状況ですね。
最近やっとその区分が出来てきたとは思っていたのですが、
本日はまた別な壁に当たりました。
実は、レクひとつとっても色々な手続きがあり、今日私はその手続きが頭に入ってなくて、つまづきました。
というか、状態としては大ゴケ、盛大にスベりました。
まず、ひとつ目の失敗は、
(直前に連絡してくる方もどうかと思うが)大臣レクに、偉い役職の人が急に来れなくなったと。
これは単純に頭でちゃんと手続きを理解していないせいで、伝えなくちゃならない人ではなく、関係ない人に連絡事項を伝えに行ったこと。
完全に???みたいな顔をされてしまいました。
「わかんないまま突っ走るな」今日いわれて反省した一言です。
私の悪いところです。
二つめ、レクの前には、資料の持ち込みというのがあります。レクされる答弁者、その秘書、国会対応の関係部署など、7〜8箇所くらいに配ります。
これは完全に経験不足というか、知らなかったんですけど、持ち込みする部署は、私は1箇所だと思ってたんですが、今日になって、7〜8箇所くらいあることに面食らってしまい、完全にパニクりましたね。
だって、いつも通りやってね、なんて連絡が来たのに、そのいつも通りが完全に覆されたので。
「ヤバいヤバイ、2か月半たつのに基本がわかってなかったーー!!!」
こういう感じです。
最初に示した大まかな国会対応の流れにおいては、それに付随する細かな手続きがたくさんあって、
まだまだ無知なんだな、と思った日でした。
研修生はやっぱり弱い。失敗のたびに吸収すべき。
研修生の最大の弱みは、こういった経験の無さなので、
こういう機会を前向きに成長の機会と捉えるしかないですね。
くよくよしてもしょーがないので。
以前、国会対応は中央省庁の手続き論なので、元の所属機関に戻っても活かせない、と書きましたが、ちょっとここで上方修正しましょう。
・細かいところまで気を配る練習になります。
・今後、面倒な手続きにぶち当たった時の耐性ができます。
まとめ:国会対応は修行だと思ってやってみましょう。
まあ国会対応はぶっちゃけ面倒です。
でも、上の2点が自分のレベル上げになると思って一生懸命やりますよ
(手抜きでは俺のレベルでは対応できん)
こうやって国会対応(ほど面倒なこと)をやり抜けば、大学戻った時も相当レベル上がってますよ。
おそらくほとんどの研修生が、元いた部署とは違うところに配置されるでしょうが、その時に、
強くてニューゲーム
という状態になれると思います。
レベル50でマサラタウンに降り立つような感じ。
今日は以上です。
次回は、この強くてニューゲーム、について少し深掘りしていきたいと思います。