行政実務研修生日記㉜
こんばんは、今日は終電まで働きました。
お疲れ様でした。
早く帰るのがもちろん良いですが、たまに遅くなって、皆さん気持ちが落ち着いた中だと色んな話が聞けて良いですね。
大学から転任した方とは、大学が如何に無駄な仕事をしているかで今日は盛り上がりました。
帰りが遅い、ということさえクリアされれば、文科省の方が働きやすいかもしれません。
仕事の濃さ、テンポの良さ、人の良さなど。大学と比べて環境は良いのかと。
私は大学に戻るつもりですが、文科省の感覚で無双モードで仕事するのが楽しみです。
さて、私は大学に戻ったらやりたいことがあります。文科省はイマジネーションの泉です。
今日は業務で得た知識とその思いをミックスさせた、アイデアについて書いていきます。
半分は妄想だと思ってご覧ください。
行政実務研修生のお仕事【妄想編】
まず、宣言します。
私は大学に戻ったら外貨を稼ぎたいです!!!
要は自己収入アップですね。
金稼ぎたいです。
なぜかというと、本日、福岡工業大学という大学が13年連続志望者増という資料を見ました。
大学で予算担当だった私は、すぐに、
志望者増 = 検定料増
という図式に頭の中でなりました笑
しかし、私の所属する大学は、教育学部オンリーの単科大学なので、
昨今の教育現場のブラックさの広まりで、
とてもとても志望者が増加するとは思えません。
1000万の収入増の目標を立てるとしたら一人当たりの検定料が17,000円なので、589人以上の志望者を増やさねばなりませんが、現状の志望者を倍にするような話なので、実現可能性は低い。
それよりは、別なことをやった方が成功可能性が高い。
そこで、考えた(というか、ポッと出た)のが以下のようなことです。
行政実務研修生、履修証明プログラムで社会貢献(と大学経営安定化)を企画
大学のカリキュラム編成の仕組みとして、
履修証明プログラムというものがあります。
履修証明プログラムとは?
ざっくり言うと、大学の正規の学生ではなく、社会貢献の一環として、
社会人などを対象に、60時間以上のカリキュラムを組んで、それを修了すれば、
大学で学んだことを、法律と大学で証明しますよーというものです。
最近流行りのリカレント教育、社会人の学び直しというやつです!
詳しくはこちらへ
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shoumei/index.htm
その履修証明プログラムを使って、
教育大学ならではの特色ある取組によって、市民を呼び込み、社会貢献がてら、お金を稼げないか、経営資金を自前で調達出来ないか、と思ったわけです。
教育大学は社会からお金をもらえるような研究リソースに乏しく、基本貧乏なんで、東京学芸大学みたいなところでない限り、どこも懐事情は大変厳しいんです。
現に我が大学の予算の8割は人件費で消えてしまいます。
これでまともな研究ができるか、答えはNOです。
総合大学なんかだと、外部資金と言って、もとからある豊富な研究リソースを呼び水に文科省や企業などから補助金や寄付を受ける、連携した事業を行う等して、研究資金を稼いでいますが、
教育大学にはそんな呼び水がほとんどありません。
では、教育大学なんだから、教育ノウハウを売りにしたらいいじゃない、という原点に立ち返り、浮かんだのが以下のアイデアです!
題して、
教育のプロが教える!ご家庭チューター養成プログラム(小中学生向け)
です!
内容は単純です。
教育学と児童心理の最先端の見地から、ご家庭における、子供への勉強の教え方を、親に教えるというものです。
勉強そのものを理解するのと、それを教えるのでは全然違います。
よく、親が教えると親子ゲンカに発展するという話を聞いたことありませんか?
私の家も小学生時代そうでした。
これは、心の距離が近いゆえに、なんでも言い合える関係だから、子供が理解できないと親が怒る、子供もそれに反発する、というのが起こりがちな原因ですね。
子供を変えるのは難しいから、親を変える。
教育学と児童心理の観点から、子供へ勉強を教える方法を教える。
子供が親に教わる時に、気持ち良く、楽しく学べる環境を作り出す。
そして、教えるだけではダメなので、実践を多くやります。
具体的には、各自、参加者はお子さんを連れてきてもらう。
自分の子供に教わったことを実践する。
さらに、ローテーションで他所の子にも教える。
そのことで、接し方の違いを実感してもらい、なるべく自分の子に教える時も、他所の 子に対する接し方に寄せていく。
これは感情的にならないようにする訓練です。
これを毎回やる。
講義45分→実践45分みたいな感じで90分コマを作り、カリキュラムを編成する。
60時間やろうとすると40コマ必要なので、週2回、土曜に2コマ、平日1コマ、
これを夏休み期間にやる。
夏休み期間後は土曜に2コマの、4ヶ月コースですね。(7月~10月を想定)
4か月以上になると、反響による集客スパンが長くなっちゃうから、これくらいでやらないと集客がままならないでしょうね。
もちろん、遠方の人はオンライン受講、映像受講もok
子供も来やすいし、大学の授業もないから、人員と場所を確保しやすい。
子供は学習時間増えるし、夏休みの宿題が捗る、中だるみしがちな2学期に学習時間を確保できる。
何より親子の会話が増える
親にとっては、子供への関わりが持てるし、なにより、勉強を教えるにとどまらず、社会人として人にものを教えるのが上手くなるというメリット尽くし。
よく、小中学生にわかるように説明しろと言われますもんね。
やってみると需要あるんじゃない?
あとは宣伝次第。
”勉強の教え方を教えます”的な宣伝じゃダメでしょうね。
会話が少なりがちな状況を想像させて、にぎやかで温かい家庭になるようなイメージを持たせる宣伝の方が、ご時世的には良さそう。
特に、日本の父親は半数弱が子供との会話が少ないと感じている。
(以下リンクの26p以降参照)
それと、学内の手続きをうまくやることが超大事。
(これが一番難しそうなんだが、、、笑)
まとめ:文科省はイマジネーションの泉です。気になる情報がたくさんです。
上記ではまだまだ収益構造ができていないので、もう少し詰めて、商売している人にも話してみて、企画書作って大学に提出してみようと思います。
ということで、文科省で働くと、情報がたくさん入るので、イマジネーションがたくさん湧きます。
クリエイティブなかたも、固いお役所ですが、働いてみる価値はありますよ
今日は以上です。