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研修日記

初動負荷のススメ

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初動負荷っていうのは、イチローがトレーニングに取り入れている事で有名な運動理論です。

 

実際のスポーツでは、筋トレよろしく力を入れ続けることはあまりなくて、動作をはじめる瞬間に力を入れて、あとは流れだ、だから、トレーニングでも初動は負荷をかけるけど、その後の動きは負荷を下げた動きにする、

ざっくり言うとこんな感じです。

 

仕事も、この初動負荷理論と同じだと思います。

なぜかと言うと、最初に初動負荷をかけると、その後が楽だから
そのまんまです。

はい、誰もが一度は聞いたことあることですが、最初に苦労したほうがあとが楽ですね。
しかもできるだけ初動負荷は大きい方がいい

 

 

私は現在文科省で、働いていますけど、課の筆頭係、連絡ライン※ということで、情報が集約されてくる立場にいます。

昨日、メールボックスがいっぱいですという通知が来たので、アーカイブ前にメールの累計数÷勤務日数で割ってみたら、平均で1日当たり166通来ていることがわかりました。

 

大学にいたころは、財務ということもあり、あまりメールや電話は来なかったですね。多くて1日40通、少ないと10通くらい。しかも全体への配信メールとか。

 

かつて民間企業にいた時ですら、大体70~80通くらいでしたので、このメールの量を捌くのは本当に目が回りました。

 

 

ただ、今も目は回っていますが、一瞬でだんだんキャッチできる情報は多くなっていて、最初の週とかは1日メール対応なんて日もありましたが、

今週くらいからは午前中に前日退勤以降に溜まったものはだいたい捌ききって、午後は、本務メイン(メール対応も本務なのですが)、とルーチン化できてきました。

 

まずこの圧倒的なメール対応によって、次のことがとりあえず身につきました。

  • 目の前の仕事を後回しにしない。その場で片をつける。なぜなら次から次へと降ってくるから。後回しは不可。
  • 重要なメール、そうでもないメールの見極め
  • 読了スピードのUP。重要ではないメールは3秒くらいで次に行きます。

 

また、本来の係業務でも、外部からの相談電話なんですが、回答するために調べたり、周りに聞いたりして、徐々にその知識が身についてきていて、最初こそすべて「折り返しご連絡します」でしたが、

最近はその場で答えて片付けたり、仮にわからなくても、調べ方の予想はつく、という状態になってきました。

 

そうです。最初の負荷が今徐々に自分を楽にしてくれています。

 

 

私はそれがわかっていたので、というか、早く楽になりたかったので、1時間早く出社して本務の勉強(引き取った相談の回答探し)をしたり、夜のうちに50通くらい溜まっているメールを処理しつつ、わからないことをまとめたりしていました。

 

なので、新人だからってわけではありませんが、新しい環境にいったならなるべく早くそこの知識を頭にインストールしたほうが苦しい時期は短縮できますね。小さな成功体験にも遭遇しやすくなるので、なによりモチベーションが保たれます。

 

 

ちなみに、精神的に負荷が大きかったのは新卒で入った民間企業時代で、
あまりの仕事の出来なさに毎日のように叱られ、自分への不甲斐なさと、追い詰められた状況に泣いたことも何度もありました。

でも、その経験があったからこそ、厳しい上司に育ててもらったからこそ、今の人並みの自分がいて、あの時より苦しいことはない、と思えるので、大学に転職以降は現在も含めて、精神的につらかったことはほんの一瞬を除けばないですね。

 

ほとんど全てのことが、「あの時と比べればまし」そう思えます。

 

もっと言ってしまえば、民間の時の働き方を100%本気とすると、大学転職以降、100%まで使ったのは初動負荷の時だけです。

 

生意気ですが、転職以降、実感としてあまり本気を出したことはありません。だから楽です。

  

 

今、連絡ラインという立場だからメールの数ハンパないけど、この後の部署はきっと楽なんだろうね。
実際、今の部署ほどメール多い部署はそんなにないらしい

 

長くなりましたが、まとめると、初動負荷が大きいと、その後がだいぶ楽になる、自分の糧になりますよ、という事でした。

 

 
見方を変えれば、どーせいつか苦労するんだから、モチベーションや集中力の高い最初の頃に、ガムシャラにやった方が良いんでないの?という事でした。

 

でも、ここまで書いてなんですが、わざわざ苦労に首を突っ込むことはないとも思います。苦労ってのは苦しいことをやるから苦労なのであって、自分のやりたいことをやっている人は、それは苦しくないんじゃないですか?

若いうちの苦労は買ってでも、、、というのは私はもう時代錯誤だと思います。もっと言えば、上が下の者の思考を停止させるポジショントークです。

自分のやりたいことを一生懸命やる。私はあと30年働くことを考えると、こういう状態にしないとやっていけないと思っています。

  

あるいは、今の仕事好きでもないけど、楽だよ、そんなに苦労してないよ、という人もいるかと思いますが、今後も苦労に出会わないことを祈ります笑

成長のために苦労は必要とは思いますが、成長に渇望しているとかで無ければ、なるべくイージーに生きた方が楽しいと私は思います。

 

では異動とかで苦労に出会ったらどうするか、
楽しみましょう、否応なく成長した自分を楽しみにしましょう、それか辞める。
でないとモチベーションと体が持ちません

 


頭働かせて、苦労を楽しむ工夫をする、
もし無理なら、その苦労を辞めて違うことをする
これこそが自分のための決断であり行動です。

書きながら
自分に言い聞かせてます笑

さて、明日も頑張りますか

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