文科省は係長を境に、その上の役職以上の人たちとの接点を持つハードルが大学と比べてすんごい高い
係員、まして研修生が課長補佐や室長補佐以上に話しかけるなんて、どうしたの?なんかあったの?くらいの感じだ。
これにはこれでいい面があるんだろうね。
小さい大学から来た俺にとって、課長補佐の予定を聞きたいのであれば直接本人に聞けば良いという感じだし、それが最短で最も正確だ。
しかし文科省では、本人が目の前にいるのに、本人ではなく、そのラインの係長に聞くのだという
これには、課の統制を取るという目的がある。みんなバラバラに本人に聞いていたら、聞かれる方は時間を奪われ続ける。
だから、その下でとりまとめ役が必要ということだ。
大企業、大きな組織ならではといったところでしょうか。
まだ慣れないな~、、、
私の経歴
おれは最初、全然違う業界の山形県の民間企業で営業やってました。
4年弱つとめまして、仕事はやりがいあったけど、色々あり、辞めて宮城教育大学に転職しています。
その会社の上司には本当に感謝していて、社内で一番厳しくておっかなくて、毎日のように頭の中でぶんなぐってたけど(笑)、逆に社内で一番優しくて面倒見のいい人でした。
その人に社会人の最初に会って育ててもらったからこそ、今の自分があると思ってます。
そんで、3年間宮城教育大学で財務をやって、今年2019年の4月から1年間文科省に派遣されているという状況に至ります。
仕事の進め方については、
最初の会社では、まず、各担当や係の長に話を通して、その長が担当内で割り振る、勝手にうちの下の者に仕事振るなよ、という考え方でした
大学では、単に職員数が少ないから、一番詳しい人に聞けば良いよねって感じ(部署によって違うかもしれんけど)
だから局長(事務で一番偉い人)とかにも、何度か直で行っちゃってましたね。だってその人に話をするのが一番早いから。
文科省は、研修生は基本、係の中だけで納まってしまう感じですね。連絡ライン※の係は課の中でほかの係とも結構絡むけど、なんか問い合わせとかでほかの部署に問い合わせる以外は、研修生は基本、1ユニットの中で仕事して、その上役とかとは係長さんが対応してますね。
あとは、けっこう縦割りな感じだね
※連絡ラインとは、その課の中で情報、問い合わせの集約、バラマキ、窓口なんかをやる担当の係(ライン)です。
そのほか、庶務を担当する係なんかもあります。もちろん、これらは本来の係業務の上乗せとしてやっていますので、そういった係はほかの係よりも忙しいことが多いようです。
上記のような大学までの流れで最初私も課長補佐さんなんかに直で聞いてたら、係長さんにまずはきいてね、ということでご指導いただきました。
まあ、どっちが良いということもないと思いますが、この辺は企業文化ですよね(世の中どういうのが多いんだ?)。
最後に意見を述べると、私は役職に気を遣う必要なんて要らないと思うんですよね、必要なのは担当分け(文科省ではこれをデマケという。英語のデマケーションの略)と責任者だけで、文科省はまだ全然フラットだけど、
大学になると、この”気遣い”がやたら多かったり順序が複雑だったりするから、話が進まないなんてこともままありで、、、
デマケって上で出ましたが、文科省は(いや、中央省庁みんなか?)略すのが多いですね。部署の頭文字だけでメールの宛先書いたり。あと、お疲れ様です。とかの枕詞も省内では使わない。
〇(←部署)・~~様
用件~~~~
みたく。
これはね、俺は良いとおもいます。メールのスピードが格段にUP。
とりあえず今回は、文科省内の企業文化の紹介みたいな感じでしたね。
まだまだ独特な文化はあるので、折に触れて紹介していきます。
とりあえず今回は以上で。