行政実務研修生日記㊳
こんばんは、今日は課の新課長の歓送迎会、ホロ酔いで書いております。
さて、最近私は宮城教育大学、311こどもの命を守る教育研修機構の、
学校防災事業の営業活動を精力的に行なっています。
今回の記事では、行政実務研修生として文科省にいるからこそ、
所属大学のPR、営業活動がとても行いやすいということについて書いていきます。
行政実務研修生のお仕事【営業編】
まず、私が営業している宮城教育大学のその事業について簡単に説明しておきますね。
この事業は、2011年に起こった東日本大震災の悲惨な経験、実際に起こった事例から
得られた教訓、次代に伝承すべき防災知見、ノウハウを、近い未来に起こるであろう
南海トラフ地震想定域、首都直下地震の想定域の学校現場に広め、二度と震災、
津波によって児童生徒の命が失われることの無いようにするというコンセプトのもと
設計された事業です。
防災といってもかなり裾野が広いので、この事業は、学校現場ならではの防災知見、
ノウハウの伝播をテーマにしています。
広く一般的な防災啓発は既に世に多くありますが、学校ならではの避難誘導や、
防災マップ、こども達の心のケアなどにフォーカスした事業は
まだ日本にはほぼありません。
これは、私が昨年まで大学で予算を担当していた時に、
聞いたことがある人もいるかと思いますが、文科省の運営費交付金における、
機能強化経費で採択され、お金がついて、今年から大々的に推し進めつつ、
広報しております。
4月に文科省に来る際、ちょっとこの機構の専任スタッフになりたい気持ちも
ありましたが、せっかくの機会だから文科省に来たわけです。
しかしながら、文科省に来て大正解でした。
文科省を通して出会いがつながる。PRできる相手にたくさん会える。
なぜなら、大学にいてこの事業のオペレーションをするよりも、
文科省に来た方が、営業先がめちゃくちゃあります!
前回の記事でも書いていますが、
文科省を通して、研修生は様々な出会いがあり、人とのつながりもかなり増えます。
まず、文科省内に営業先が沢山あります!
今日も、文科省の学校安全教育推進室という部署に、
宮城県から出向している方がいらっしゃるので、その方にご挨拶に行きました。
そしたら、その上役、室長までご紹介頂き、宮城教育大のこの事業を説明したところ、
非常に好感触。
是非やってもらいたいし、文科省とも密に連絡を取りながら進めていきたい、
文科省としても各種媒体、会議等で広報してくれるとのこと。
全てでは無いにしろ、自分が考えた事業がこうも認めて頂けるのは本当に嬉しいことです。
そのほか、文科省の広報アドバイザーに相談して、静岡のとある議員さんを
紹介していただいたり、アドバイザーの人脈で広めてもくれています。
また、文科省で開かれる、全国の教育長や自治体の長が集まる会議でも、
資料を配布する機会もあり、
今月になってから、営業活動がものすごく捗っているわけです。
また、文科省での出会いをきっかけに参加したNIPPONの宝物グランプリでは、
(詳細は前回の記事↓)
高知市長とお知り合いという方にも会い、是非資料を渡して欲しいとお願いさせていただきました。
もちろん、ただ日々の業務をこなすだけでは、出会いは中々広がりにくいです。
重要なことは、様々な省内のイベントに顔を出すこと。勉強会でもいいし、講演会でも飲み会でもいい。
そこでまず自分を知ってもらう必要があります。
知ってもらい、相手の話を聞きつつ、少しづつ自分の関心事やパーソナルな部分を話していく。
そうすることで、文科省の人は人脈広い人が多いですから、
自分が話したことと関係のある人を紹介してくれる可能性が十分にあると、
体感として感じています。
まとめ:文科省は全国ネットのアンテナです。
文科省はやっぱり中央省庁。
情報が世界中から集まるし、世界中に発信する力がある。
そこの人脈や、発信媒体に入り込まない手はないです。
これくらい派手に動いている研修生は正直他にはいないです。
間違いなく私が今年の研修生で一番大学のために動いていると思います。
結構、周りの研修生は文科省に出向しているから、文科省の仕事をしている、
という感覚ですが、大事なのは、
だれが自分の雇用主なのか、
自分は何を期待されて大学から派遣されているのか、
という点です。
行政実務研修生は、大学が研修生の人件費を負担して文科省に派遣されています。
もちろん、文科省の業務を通して本人のスキルアップも望んでいますが、
同じくらい、研修生が文科省の中で大学をPRしたり、情報を提供してくれることを
望んでいます。
行政実務研修生の期間は自分の大学のことを文科省の中で影響を及ぼせるチャンス期間です。
文科省へ転任希望の人も、研修生である期間は大学に貢献すべきと私は思います。
自分の役割をきちんと理解し、これからも文科省において宮城教育大学の名を
知らしめていきたいと思います。
今日は以上です。